飛島しあわせ物語

とにか新聞 平成24年3月13日号

第四号

今回のテーマ 飛島村村長選挙に向けて 村長は「夢」を語れ

第一節 計画性のない村政運営

 飛島学園(小中一貫校)は、平成22年4月から開園しています。
 教室は、18教室ありますが、すべて使用していません。使用していない空き教室がだいぶあります。当時、学園規模の設定をどのようにして、決めたのか、非常に疑問であります。
 また、いまだに、子どもを増やす具体的な計画は、ありませんし、旧小学校の跡地利用も正式に決まっていません。まさに、計画性のない村政運営であります。

第二節 矛盾

 すこやかセンターの中には、温水プール、図書館、トレーニングルームの集客施設があります。本村の交通の便は良くありませんから、大多数の利用者は自動車で来館されます。そのすこやかセンターには、駐車場が少ししかありません。来館者は、不便を感じていると思います。

 駐車場が必要である施設には、駐車場が足らない。子どもが少ない学園には、教室が余っている。なにか、おかしいと思いませんか。やっていることに筋が通っていません。まさに、矛盾であります。

 村は、村民の保健福祉の拠点であるすこやかセンターという施設を作ったが、利用者の駐車場のことは考えていなかったことが、よく理解できると思います。民間であれば、施設の集客人員等を把握して駐車場を用意するのであります。役所は、そこまで頭が回らないのであります。まさに、役所の詰めの甘いところであります。

第三節 すこやかセンターが泣いている

 私は、保健、福祉、健康の殿堂であるすこやかセンターが泣いている気がしてなりません。なぜなら、健康長寿という掛け声だけで終わって、中身が充実していないからであります。消えてしまったすこやかカードが、その典型であります。

 真に、健康長寿を唱えるのであれば、もっともっと人もお金も投入して保健、福祉、健康事業の行政レベルを上げるべきであると思います。高齢者保健福祉対策、乳幼児対策、健康つくり対策、障害者支援対策、介護保険の充実、人間ドックの充実、ガン対策等やることは、たくさんあると思います。
 高齢者保健福祉計画等いろいろな福祉計画がありますが、それが絵に描いた餅状況になっており、実際にそれが機能していないのが、実態であります。これらを機能するようにするには、村長が、保健福祉等に対するレベルの高い取り組みのビジョンを示す必要があります。

 特に、高齢者福祉対策は、目にはみえませんが、非常に重要であります。10年後の飛島の高齢者がどうなっているのでしょうか。村民皆さん考えたことは、ありますか。あちらこちらで、高齢者が病気で倒れて家族が右往左往している姿が見えませんか。そのときに、速やかに対応できる体制を今から構築していくことが、非常に重要になってくると思います。
 人もお金も投入して、村民の皆さんの健康を守るすこやかセンターを充実すること。これは、大規模な飛島学園建設と違いムダ使いでは、ありません。村民の皆さんに対する将来への投資であります。

 今回、大規模な飛島学園建設、すこやかセンターの駐車場のこと及び保健、福祉、健康対策の危惧(きぐ)をここに書きましたが、これらは何を物語っているのかと言いますと、今の村政には行政経営能力、危機管理能力が欠如しているということであります。

第四節 飛島の将来は大丈夫ですか

 上記のような将来展望がみえない村政では、飛島村がどこに向かっているのか、何を目指しているのか、不透明であり、飛島村の未来がみえません。村長として本当に「やりたいこと」は何なのか、今なおはっきりしません。村長は、夢を創り、その夢を語り、その夢を実現する特別な人であります。

 村民の皆さん、村政に関心をもちましょう。身近な地域から、いや、飛島から、日本を変えましょう。

 最後に、これを読んでご意見、ご感想がありましたら、お寄せください。お待ちしています。

※「とにか」とは、飛島の「と」、日本の「に」、変えるの「か」の頭文字をとってつけた名称です。「とにか会」は、身近な地域から、暮らしを見つめ直し、村民の幸せを追求する村づくりを目指して、運動を展開していきます。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます