飛島しあわせ物語

とにか新聞 平成25年11月19日号

第八号

今回のテーマ 飛島村行政の怠慢を考える

 こんにちは、飛島から日本を変える会(略称とにか会)の「とにか新聞」です。

今回は、「行政の怠慢(たいまん)」を取り上げます。

 本村では、第3次行財政改革推進大綱が、平成17年12月22日に答申され、行財政改革が始まりました。大綱の内容は、事務事業の見直し等の8つの柱からなっております。推進期間は、平成17年度から21年度の5年間であります。
(本村HP行財政改革より)

 さて、平成22年度以降は、どうなったかといえば、一部のみを引き続き行うとのことであり、現在に続いています。それは、平成18年度から取り組んでいる事務事業評価、これだけであります。
(愛知県市町村行政改革取組状況調査結果・平成23年12月1日現在より)

 また、この行財政改革の中に、いまだに、未着手のものがあります。それは、何かというと、村長始め特別職及び議員の報酬の見直しであります。平成17年度から見直しということで、今に至っています。民間の賃金が下がり、公務員の給与が下がっているのに、本村の村長始め特別職の報酬がそのままであるということは、常識では考えられない。

 本村において、国に準じて職員の給料は、下げるが、特別職の報酬は下げませんでは、職員の士気もあがりません。こういうことが、指導力がない、行政能力が無い、トップとして、人を使う(動かす)という意味が分かっていないと言える所以であります。
 これでは、役場の仕事にスピード感がないのもうなずけます。現に、住宅開発は、どうなったのでしょうか。最近、推進担当課をつくったそうですが、なにぶんやることが遅いと言わざるを得ない。

 特別職の報酬の見直し、長期間放置してあった住宅開発は、まさに行政の怠慢の極めであります。なんとも情けない話しであります。

第二節 キャッチコピーはありますが

 「小さくてもキラリと光るむらづくり」のキャッチコピーは、ありますが、これだけでは、具体的に何をするのかが、まったく見えてこない。村長が、このような重大な事項を副村長以下職員に指示をしなければ、物事は進みません。もっと頑張って仕事をしてもらいたいものであります。幸い、財政が豊かだから、金にまかせていろいろなことを行うのは、誰にでもできることであります。頭をつかって、知恵を出してください。そうすれば、もっと住みよい村になるはずであります。

 さて、「行財政改革」とは、調べてみると、「政府や地方自治体が行う改革の一つで財政面での経費節約と効率性とともに、行政機関の組織や機能を改革し、行政サービスの質を向上させることを目的としている」とのことであります。

 前記しましたが、本村の行財政改革は、事務事業評価のみで本当にいいのか。村長始め職員の皆さん、よく考えてください。なにも難しく考える必要は、ありません。こんな○○いるのかな。○○には、日ごろ感じている言葉等をいれ、考えれば、いろいろでてくるかもしれません。頭を柔らかくして、既成概念(事実)を捨てて、ブレーンストーミングを行ってください。

 事務事業評価について、平成24年9月議会で、ある議員が質問をしています。村長答弁(平成24年11月1日発行議会だより参照)は、平成18年度から23年度の6か年において、1千万円強の予算を削減したとあります。6か年の成果が、たった、1千万円です。1億円では、ありません。単年度では、平均で200万円弱、これで、成果があったとは、いえません。そもそも、職員が作った予算(決算)を同類の幹部職員が評価していては、適切な評価をくだすのは、無理であります。

 このように、○○大綱、○○計画等を策定してもその目標に向かって行おうとする意欲がなければ、行政レベルはあがりません。このように計画等を策定しても、尻切れトンボのように途中でうやむやになることは、本村では、結構あります。このような、開いた口が塞がらない状態では、たまりません。
 また、このような積み重ねが、長年続くと当然、村の行政レベルが低くなります。再度言います、村長始め職員のみなさん、知恵をだして仕事を行ってください。

 最後に、行財政改革は、あくまでも、行政サービスの向上のためであり、財政、組織、事業等のありとあらゆるものが対象であります。もっと真摯に行財政改革に取り組んでください。

 村民の皆さん、村政に関心をもちましょう。関心を持つことが、住民サービスの向上になり、ムダ使いの防止にもなるのであります。

 これを読んでご意見等がありましたら、お寄せください。

※「とにか」とは、飛島の「と」、日本の「に」、変えるの「か」の頭文字をとってつけた名称です。「とにか会」は、身近な地域から、暮らしを見つめ直し、村民の幸せを追求する村づくりを目指して、運動を展開していきます。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます