
服岡地区(笹之郷、泉之郷、古台地区)村民の皆さん、寒中であります、くれぐれもお体をご自愛ください。
今回は、身近な「地区コミュニティー」について考えます。
「真実はどこに?」
昨年、服岡神社の手洗い(神社にお参りする前に手を清める場所)の修繕が行われました。その経費として、古台地区の各世帯は、平成28年12月の勘定に3,000円支払いました。
古台地区では、10月16日一斉清掃前に、年番からその旨の話しがありました。私は、その時(一斉清掃時)が、その件について、初耳でした。そこで、12月11日に古台集会所で行われた勘定時にそれの経過等の説明を求めました。
以下は、その時の回答の要旨であります。
回答は、秋祭り時に服岡神社境内で子ども獅子舞(平成28年から復活)を行うにあたり、手洗いが傾いていて、危険ということで、緊急に修繕工事を行う必要があり、行ったということでありました。
また、修繕に当たり、2業者から見積もりをとり、年番、区長等の地区役員で修繕を行うことを決定し、秋祭りに出席した服岡地区村民に報告したということでした。以上は、古台地区のお話しです。
また、一方、笹之郷地区の方のお話しを聞くと、春の御遠忌(先祖供養)でそれについての話し(修繕金額が70万円程度かかり、各世帯の負担ありの旨)があったと言います。どうも、古台地区と他の地区では、温度差があるみたいです。
「事後報告ではなく、事前承認が必要!」
平成27年に行った服岡神社の玉垣(神社の周りにある石の支柱)修繕においては、年番が秋祭りにおいて、服岡地区村民の皆さんに図り、一部意見があり、修正して行っています。これが本来の姿であります。
それとは対照に、今回の手洗い修繕は、服岡地区村民の承認をとらず、年番等地区役員だけで決定し、それを行い、事後に服岡地区村民に報告し、かかった経費を徴収しています。
今回、問題なのは、服岡地区村民に承認をとる時間(春ごろから秋にかけて)が十分にあったのにもかかわらず、それを怠り、年番等地区役員だけで決定し、修繕を行ったことであります。勝手に、年番等地区役員が決めて、修繕費の負担だけを服岡地区村民に求めるやり方がおかしいのではないかと疑問を呈するものであります。
ここで、言っておきますが、修繕そのものに反対しているわけではありません。服岡地区がよくなることならば、大いに行うべきであります。
「主役は、年番ではなく、地区村民である!」
はたして、年番等地区役員が、服岡地区村民に承認をとらずに、決定する権限はあるのか、前記の玉垣修繕の例を持ち出すまでもなく、ありません。年番等地区役員に、白紙委任状は渡していません。
地区コミュニティーにおいて、主役は、お金を出す地区村民のみなさんです。この主役を無視した今回のやり方は、いただけません。
こんなことを見逃すと、今後、ますます図に乗り、理由をつけ、このような事後承認が起こります。服岡地区村民を無視して行ったこの行為について、これに係わった平成28年の年番等地区役員は、猛反省すべきであります。
何であれ、集会(会議)を開き、事柄を説明し、事前承認をうけるべきです。人様からお金を徴収するならば、もっと丁寧に行うべきであります。再度言いますが、服岡地区村民に図らず、勝手に修繕を決定し、行った行為は、やりすぎであります。
また、今までは、集会(会議)の内容は、出席者が知るだけで、欠席者に対するフォローがありませんでした。このことについても、改善する余地が大いにあります。欠席者は、重要な案件であっても、分からずじまいであります。確認の意味合いでも、後日要点を記載したものを回覧すべきであります。今のやり方では、一部の人間だけが知っていて残りの地区村民は、知らないという状態であり、後でもめる原因になります。
勘定にお金(地区経費)を出すのは、地区村民であります。この地区村民に対して、説明責任を負う義務が年番にあります。
いろいろ申しましたが、評価できる点もあります。ここ数年前から、古台地区は各世帯から徴収したお金の収支が回覧されていますが、これは評価できます。不正を防ぐ意味からも情報公開は大事であります。また、子ども獅子舞の復活もいいことであります。
最後に、開かれた地区コミュニティーを目指して、年番等役員は、頑張ってください。ご意見等があれば、遠慮なく申し出てください。