飛島しあわせ物語

とにか新聞 平成29年6月6日号

第十八号

 村民の皆さん、こんにちは。今回は、「議会の役割」「計画から実行へ」「人材不足」「井の中の蛙」「利用者第一」の5項目からなっています。

今回のテーマ 八木敏一から飛島村政への五つの提言

「議会の役割」

 さて、平成29年5月議会だよりを見てみますと、個々には一般質問をしていますが、誰一人本村地方版総合計画の進捗状況等の一般質問がありません。今後の村づくりに係わる重要なことの質問がないとはさびしいものを覚えます。
 また、議会は団体組織であり、村政を監視する役目があります。当然、村づくりについても責任があります。議会として、村づくりに関して重要なことは、もっと積極的に関わって村から情報を引き出すことをして欲しいものであります。それが村民の生活が豊かになることにつながるからであります。

「計画から実行へ」

 村では、総合計画に始まりいろいろな計画が策定されています。今後、ますます国から防災関連等いろいろな計画を策定するように言ってきます。
 本村は、財政が豊かでありますので、このおかげでコンサルタント等に委託して策定できますが、以前、これに記載、指摘しましたが、計画策定のみで終わっては何にもなりません。この計画を実施しなければ、その計画は絵に描いた餅であります。
 そこで、その計画が絵に描いた餅にならないようにはどうするのか、私的見解を述べたいと思います。結論から言えば、それを実施することであります。ただそれが難しいみたいであります。それには、原因があります。まず、その原因を追究し、解明し、対策をたてないと「絵に描いた餅」状態のままであります。
 特に、防災関連計画は、毎年、複数回、職員研修を繰り返し行い、各職員が習得するまで実施しなければ、南海トラフ大地震が発生した時に機能しません。村民が困るだけであります。

「人材不足」

 「乳児医療費無料の拡大」「人材育成派遣事業」等から村単独事業が始まりました。これらは、その当時の村長の発案で行ったものであります。村長の意向でありますから、当然実施しますが、その時の役場(助役以下職員)の対応する行政事務レベルが未熟だったため、村長の発案を実施するために必要となるその事業の実施要項を策定するのが精いっぱいでした。
 本来、もう一方として、政策としての体系化した大綱を策定することを役場(職員)が行う必要があるのに、それをやらなかった、やれなかったことが現在の行政レベルの低さに繋がってきています。
 政策として体系化した大綱が必要であることは、誰も教えてくれない。なお、今の役場では、それを理解している職員は、ほとんどいないようにみえます。典型的な例が、「任意予防接種個人負担の無料化」です。

「井の中の蛙」

 渚地区の住宅開発は、優先販売段階で完売しました。売り出し以前の話しでありますが、私は、複数議員に優先販売で売り切れるのではないかという話しをしました。案の定売り切れました。村関係者に話しを聞いてみると、優先・一般販売をしても売れ残るとみていたようであります。なぜ、予測ができたのか。私が、優秀で予測できたのではなく、不動産業者に尋ねれば誰でもわかることであります。
 このような民間と競合することは、役場、議会だけの狭い範囲での議論では、見誤ることがあります。

「利用者第一」

 また、公共バスについても同じようなことが言えます。民間と競合しないほとんどのことは、役場、議会の狭い範囲での議論で結構ですが、以前から利用者の苦情があった公共バスの時刻遅延については、真摯に受け止め、スピード感をもって改善をしなければいけないということに村自身が気づかなければいけません。この場合、アメリカのトランプ大統領ではありませんが、役場第一ではなく、利用者第一で考える必要があります。現在は、だいぶ改善されたみたいでありますが、改善するのに時間がかかりすぎであります。ある意味独占企業である役場(行政サービス)は、殿様商売を行ってはいけません。
 最後に、南海トラフ大地震が発生した時に、迅速に対応ができ、村民の皆さんに安心してくださいと言えるように、村長始め職員の皆さん頑張って仕事をしてください。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます