飛島しあわせ物語

とにか新聞 平成29年9月5日号

第十九号

 村民の皆さん、こんにちは。今回は、「観光交流協会は何?」を始め6項目からなっています。

今回のテーマ 飛島村にはやらなければならないもっと重要なことがあるのではないですか

観光交流協会は何?

 平成29年8月号の議会だよりの一般質問の中に観光交流協会の質問がありました。まさに、その質問のタイトル通り「観光交流協会は何するの?」と私も思います。村長の答弁は、足湯を中心とした観光の可能性を検討するということです。村の活性化に役立つことは大いに結構なことでありますが。

お金が余っている?

 はたして観光交流協会が村づくりの起爆剤になりえるのか。やってみなければわかりませんが、この協会設立にあたり、民間会社に委託し、お金をかけて観光交流協会を設立します。
 さて、平成30年度からコメの生産調整(減反政策)が廃止されます。観光よりもまず本村の主要産業である農業(コメ作り等)をどうするのか、また、これを受けて農地を含めた有効な土地利用に関することを議論すべきではありませんか。肝心なことはそっちのけです。
 私からみれば、村にはお金がありすぎて、使い道に困っているようにみえますが、違いますか。そうであれば、もっともっと村民に還元してください。村民の生活が豊かになる施策を行ってください。

ちぐはぐな行政?

 また、広報とびしま8月号にリオビスタ市姉妹都市交流団来村の特集をしています。私は、これをみて、観光交流協会よりも国際交流協会の優先順位が高いのではないか思います。
 この交流団の受け皿である国際交流協会を設立するのが先ではありませんか。何かやっていることが、ちぐはぐです。
 このようなちぐはぐの行政は、村政のあちこちで見受けられます。これは、村長に村づくりのしっかりとしたビジョンがなく、また、信念もないために起こるのであります。よく考え、しっかりとした大綱等を策定せず、かつ、知恵を使わず、お金の力でだけで何とかしようとするからこのようなことが起こるのです。

明確な少子・高齢化対策の答えが出ていない!

 本村の課題は、何といっても少子・高齢化対策です。この少子・高齢化対策及び人口問題は、住宅開発でお茶を濁し、この課題に対する明確な答えが出ていない。また、少子・高齢化対策に積極的にお金を使うという考えはないようです。ハードルが高く、難問である少子・高齢化対策には、真剣に取り組まず、財政力を使い、比較的簡単な観光交流協会設立等を行い、村長の任期中さえ無難に過ごせばよいということでは、情けないし、責任のなさを感じます。村長は、飛島村の最高責任者であるということをお忘れなく。

健康寿命を延伸するパフォーマンスのさらなる充実を!

 今の村政を、車に例えるならば、外観、内装をきらびやかに飾り、見た目はよさそうですが、肝心のエンジンがポンコツであります。それでは、車はまともに動きません。このようなことでは、適切な村政運営は期待できません。現に、村政を観察していると見てくればかりが目立つ村政運営が行われていると思います。今回の観光交流協会が一例です。村の将来を考え、見てくれ(観光交流協会設立等の村民に直接係わりのないこと)ばかりではなく、肝心な中身(村の課題である少子・高齢化対策、村民の生命、健康つくり等の村民に直接係わること)も充実していかなければ飛島村の未来はありません。
 特に、村民の生命、健康に関する健康福祉行政は「健康長寿」から「健康寿命(※)延伸」に進化させた行政を行わないと、ますます介護給付費が増加し、介護保険料が高くなります。

パフォーマンス大好き?

 さて、久野村長は、目立つことがお好きのようであります。それが大好きであれば、例えば、すこやかセンターで、県内の市町村に呼び掛け、健康に関するシンポジウム等を行ったら本村の知名度もあがると思います。本村の健康長寿の取り組みを発表するよい機会です。それが、村民の生命を守ること、健康をつくることに繋がっていけば大変結構なことであります。このようなパフォーマンスであれば大歓迎であります。なお、三重県いなべ市は「元気づくりシステム」で第3回健康寿命(※)をのばそう!(介護予防・高齢者生活支援分野)で厚生労働大臣賞の自治体部門で優秀賞を受賞しています。

※ 健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます