飛島しあわせ物語

とにか新聞 平成30年11月6日号

第二十四号

 村民の皆さん、こんにちは。今回は、村民の生活に密接に関係ある「役場行政レベルの向上について」を考えます。

今回のテーマ 飛島村役場の対応どうですか

現状を打破し、仕事の形態を見直せ!

 さて、平成30年4月に観光交流協会が設立されました。この協会も結構ですが、大半の村民には、恩恵がありません。この協会は、村長のパフォーマンスであります。だが、これが悪いわけでありませんが、このようなものばかりでは、困ったものであります。もっと村民の生活が豊かになる行政サービスにも力をいれてください。

 一例を上げれば、前号に書きましたが、愛知県内で第2位である高い介護保険料を下げることに取り組んでください。別の言葉で表現をすると、村が、高齢者ひとり一人の健康をどうつくるのか、守るのかに、今以上に真剣に取り組む必要があるということです。高齢者ひとり一人が健康で穏やかに過ごせれば、介護保険料は、世間並になると思います。特に、介護保険は、村民から相談があってから動くのではなく、積極的に個別訪問をし、高齢者の健康状況を把握し、データベース化することが、必要であり、待ちの姿勢から自ら動くような仕事の形態に変えていくことが肝要であります。

 次に、私が、今までに役場等の窓口応対で体験した中から、もっと行政レベルを上げて欲しいと思った事例を紹介します。

役場は井の中の蛙?

 まず、最初に、私が母親の代理として申請に行った後期高齢者医療給付費(高額療養費)です。その時の窓口応対です。担当者は、申請者の欄に代理人の私ではなく、母親の名前を書くよう言いました(この案件は、本人が申請するものである)。その申請書をよく見ると、代理人委任欄があり、代理人が高額療養費の申請、高額療養費の受領ができるようになっています。代理人に対応できるようになっているにもかかわらず、それを使わない、この窓口応対は、適切なのか。

 なお、その時応対した職員に一言。役場窓口に来た代理人に代理人以外の名前を書かせること自体、前例がどうであれ、なんか、おかしいなと気づくことが大事なのであります。疑問に思ったら、この場合は、この様式を作成した愛知県後期高齢者医療広域連合会に指導を仰げばよいと思います。その位の知恵を出して欲しいと思います。

 また、役場若手の職員へ言いたい。仕事をしていて、疑問に思ったことは、理解できるまで徹底的に調べること。何故なら、その姿勢が、自らの成長に繋がるし、役場の行政レベルアップに繋がるからです。

条例、規則の重要性を認識せよ!

 私は、囲碁・将棋同好会を主宰しています。中央公民館3階和室で、毎月第一・三土曜日に開催しています。事前にその和室の使用申請に行った時に、親切にも当日申請でも使用できますよと言われました。よく聞いてみると、運用という行為で当日でも空いていれば使用させるということです。

 その件で総合社会教育センターの設置及び管理に関する条例施行規則をみると第9条に使用申請は前日までにすることと書いてあります。公務員は、法律、条例等を遵守しなければいけません。この観点からみると、これは、規則違反行為ですが、利用者としては、当日でも申請し、利用できれば結構なことであります。

 だが、この運用行為は、一見するとよさそうですが、根拠となるものは、脆弱(ぜいじゃく ※1)であります。条例等を厳格に遵守する担当者になれば、当日申請の使用は、ダメになる可能性があります。運用行為は、期間限定で、実施するとかであれば、理解できるが、それだけで今後とも引き続き行うということには、無理があるのではないかと思います。
※1 脆弱とは、もろくて弱いこと。

 前記したこれらのことを外部から指摘されることなく、自ら気づき、どう対応するのかを担当課内で話し合うことを行って欲しいものであります。それが、役場職員の行政能力アップに繋がり、そのことにより、職員自らが、村民生活の豊かさにつながる色々な村独自事業を企画、立案できる力がつくようになるからです。

 日本国は、法治国家であります。法律、条例、規則等がなかったら、役人天国になり、いいようにやりたい放題になる可能性が高くなります。だから、法律、条例等が重要になってくるのです。今一度、村長始め役場職員の皆さん、条例、規則等の重要性を考えて欲しいものであります。

 最後に、義務教育学校に移行する前に、平成22年に導入した小中一貫教育の総括をしてください。また、総括したならば、村民に公開してください。しっかりと総括しないと義務教育学校も小中一貫教育と同様に、中途半端になってしまいますから。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます