飛島しあわせ物語

とにか新聞 令和3年3月1日号

第三十五号

 村民の皆さん、こんにちは。まだまだ新型コロナウイルス感染症は、収まる見込みがありません。くれぐれも、ご自愛ください。

今回のテーマ 村長が描く村づくりのビジョンを村民に示していこう

村づくりビジョンが必要である!

 さて、村民に、本村のキャッチコピーである「小さくてもキラリと光る村 とびしま」は、何を言っているのか、聞かれたことがありました。その時は、私なりの解釈をして、答えましたが、前久野村長のそれの解釈を聞いたことがありません。このことが、前久野村長時代において、行政サービスが向上しない一つの原因であったと私は、考えています。キャッチコピーがあるだけで、そのコピーに対する前久野村長の思い、考え(哲学)が、村民、職員に語られていません。これでは、村民、職員には、どういう村づくりを行うのか、分かりません。

 また、これが、役場の前例踏襲、前例主義を助長する要因になり、職場風土は、硬直化し、必然的に悪しき職場風土になり、活性化する余地は、無くなります。これが、20年続いたのであります。
 現在は、村政の見える化が必然の時代であります。是非とも、加藤村長の村づくりビジョン及び具体的にどういう村づくりを行うか、村民、職員に示してください。また、村民、職員に語ってください。

公約と村づくりビジョンは、違う!

 加藤村長は、公約を掲げて、村長選挙に立候補して、当選しましたが、私は、この公約と村づくりビジョンは、違うと考えます。例えば、元佐野村長が掲げた「健康長寿村構想」に基づき、すこやかセンターを建設した。このようなことが、村づくりビジョンであります。

 加藤村長の村づくりビジョンを村民、職員に示し、語ることが、できるかが、一つのカギであります。これが出来なければ、前久野村長時代と大差ない「前例主義の村政運営」になります。これでは、加藤村長に投票した有権者の期待を裏切ることになります。

仕事のやり方改革が必要である!

 そうならないためにも、前記した20年間の役場における仕事のやり方を変える必要があると考えます。これは、村長でも、例外でありません。前久野村長の悪しき部分の村政運営を真似する必要は、ありません。真似をしていないと言われるかも、しれませんが、私から見ると、前久野村長時代と同じことを行っています。これを変えるには、加藤村長の強いリーダーシップが必要であります。

 私は、前例主義が、いけないと言っているのではなく、悪しき前例主義を止める、改める必要があると言っているのです。
 私が、村議会議員になってからの悪しき前例主義を挙げると、全員協議会における執行部の議会に対する説明の在り方です。

 一例を上げれば、事業費総額約5億円の教育ICT事業であります。これは、最初に、全員協議会において、教育課長から事業費総額約5億円の教育ICT事業の話しがありましたが、まず、飛島村として、これからの児童生徒の教育レベル向上のために必要であるから、教育ICT事業を導入する旨の説明が、村長(教育長)からあり、その後に、教育課長からその事業説明があるのが、適切な仕事のやり方であります。私は、執行部の議会に対する説明が不適切、不十分であると指摘します。

 今までの全員協議会では、こうしていた(まず、最初に、課長が、説明をする)という前例主義は、改める必要があると考えます。特に、本村において、重要、重大な事業等については、なおさらであります。村長が変わりましたので、従来にこだわる必要は、まったくないと考えます。是非とも、加藤村長の新しい村政運営スタイルを作るためにも、本村における仕事のやり方改革を行ってください。

個別事業計画だけでなく、全体事業計画を策定する必要がある!

 また、前久野村長時代の村政運営で気になったことは、個別事業計画はあるが、それを包括した全体事業計画がないということです。これは、どう言うことかというと、全体事業計画を策定せずに、個別事業計画だけを策定し、実施している。このやり方では、場当たり、単発であり、その後に続いていきません。全体事業計画がありその中に個別事業計画があり、その個別事業計画に優先順位をつけて、事業を実施していくことに変えていかないと、事業の継続はなく、村民行政サービスの向上に繋がっていきません。

 最後になりますが、村長が変わり、約1年経ちました。村民に見える新しい村づくりが必要であります。飛島村が、今後、生き残るために、何が必要であるか、真剣に、考えることが、必要であります。私は、村民皆さんのしあわせづくりに頑張ってまいります。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます