飛島しあわせ物語

とにか新聞 令和3年11月1日号

第三十八号

 村民の皆さん、こんにちは。本年も残り少なくなりました。新型コロナウイルス感染症に罹(かか)らないためには、三密を避け、マスクをつける、手洗いを行う等、自己防衛することです。

今回のテーマ 応えられる村政

村政運営改革が必要である

 さて、村民と会話をしていると、村長が変わったのに、何も変わらないと言われますが、私は、加藤村長は、頑張って村政(村づくり)を行っていると評価します。
 ただ、私流に解釈すれば、前村長時代の暗黒の20年があり、役場(職員)が、それから脱却していないから村民からは、村長が変わっただけであると見えるのです。役場が、この過去から脱却して、加藤村長の下で新しい職場風土を構築しないとないと、村民にとっては、好ましくない、今までと同様な悪しき職場風土のままであります。

 これを、改革するには、相当のエネルギーが要ります。村長の号令、命令等だけでは、この悪しき役場風土は、変わりません。この役場風土を変えるには、職員自らに考えさせることが必要であります。
 一例を挙げれば、保育行政において、私的契約児童保育の使用料が、条例ではなく、要綱で、一時期、無料になっていたことについて、何故、そうなったのか、何故、それが起きたのか、その原因を職員自らが、検証し、その結果を今後に生かすことが、大事であり、重要であります。そして、職員自らが改善、改革する勇気を持つことです。それには、職員は、勉強不足であり、もっと勉強することです。
 なお、役場(職員)レベルでは、このことが必要であるが、これらを変えるには、村政運営(行政の在り方)を変える必要があります。それには、村長が、議会、村民に対して、明確に、どういう村政運営を行うのか、示すことが必要であります。

 さて、地方自治体では、法律等で行わなければ、いけない仕事があります。また、地方自治体独自で行っている仕事もあります。
 本村の村づくりにおいて、独自で行っている仕事(単独事業)をいかに充実していくかが、今後の課題であります。特に、福祉・介護・健康に関する事業の充実が必要であります。
 私は、この事業が、前村長時代は、全く出来ていなかったと、考えます。その主な要因は、前村長の村政運営の在り方であります。

 前村長時代は、村民から、よくこんなことを聞きました。役場に出向いて、福祉等の要望をしても、窓口で対応するだけで、何もやらないという話しであります。これは、窓口対応が悪いという問題でなく、その当時の村長の方針が、特定の者の意見等で村政を行うというものであるから、そのような対応になったと私は、考えています。
 なお、特定の者とは、村長自身、議会(議員)等であり、その中には、肝心な村民が入っていません。このような村政運営を行っているから、役場の村民に対する対応は、前記したとおり、塩対応であります。この村政運営では、ダメであることに、加藤村長始め役場職員が、気付かないといけません。
 加藤村長になってから、それは、以前とはだいぶ変わってきたと思いますが、私からみると、まだまだ、不十分であると考えます。

 7月から民間出身の佐野副村長が、就任されましたが、副村長に、この点について、民間的発想で大いに腕を振るっていただきたいと期待をします。幸い、本村は、財政が豊かであります。村民のニーズを把握し、そのニーズを役場において、検討し、必要であるものは、行う姿勢が、これからは、大事であり、それを実践することが重要であります。村民にとって、役場は、何のためにあるのか、村民にとって、何が必要であるのか、村長始め職員は、よく考えてください。そのためには、窓口対応を含め、役場の職場風土は、どうあるべきなのか、職員自らに考えさせることが、重要であります。
 それには、職員の後押しとなる村長の明確な言霊(ことだま)が必要であり、それをまず、発しなければ、前に進まないと指摘します。

議会改革が必要である

 ある村民に、議会は、村民に開かれていないと指摘を受けました。私は、これを真摯に受け止め、議会運営等を検証しました。結論から言うと、その村民が言う通り、開かれた議会ではありませんでした。村民に対して、情報開示が、不十分であります。長年行ってきた現在の議会運営では、肝心の議案審議が、ほんの一部しか、見えません。

 そこで、「議員の皆さんに、問います。」今の議会運営で、村民に対して、十分な情報開示が出来ていると思いますか。
 議員ひとり一人が、真剣に、考える時期に来ていると思います。私は、議会改革が必要であると考えており、ひとり一人の議員が、議会改革にどう取り組んでいくかがカギであると考えています。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

プロフィールを表示します

エッセイ「これでいいのか」に移動します

連絡先

〒 490-1431
愛知県海部郡飛島村服岡 3-117-1
飛島から日本を変える会 (代表:八木 敏一)
代表連絡先 : 090-6077-5412

村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます