
村民の皆さん、こんにちは。飛島から日本を変える会代表の八木(やぎ)敏一(としかず)が、令和4年の年頭にあたり、村民の皆様に、挨拶を申し上げます。
この「とにか会」も2012年1月に設立して以来、今年で11年目に入ります。これも、村民皆様のご支援、応援の賜物であります。村民の皆様に、厚く御礼申し上げます。
また、2019年4月からは、村民皆様の信任を頂き、村議会議員として、議員活動を行っています。私は、「愛(いと)しき村民をしあわせにする」信条、信念の下で、村民ひとり一人のしあわせづくりのために、今後とも、議員活動を頑張ってまいります。
さて、新型コロナウイルス感染症は、新たにオミクロン株が、でてきており、収束がみえません。三密を避け、マスク、手洗いを行い、ご自愛ください。
前例、慣例について
さて、加藤村長が、就任してから、いろいろな取り組みを行っています。そのことについては、一定の評価をします。
一方、本村役場には、「前例」「慣例」というものが存在しています。これ自体、悪いものでは、ありませんが、この中には、リスク(危険)が潜んでいることも事実であります。
9月補正予算での基金積立は、適切か!
前例、慣例に関連して、リスクの一例を示します。それは、令和3年9月補正予算であります。この9月補正予算編成では、前年度の決算剰余金を、全額歳入に計上して補正予算を編成しています。その結果、必然的に、歳出の事業予算額以外は、基金への積立になります。
地方財政法第7条は、自治体の財政規律を守るためにありますが、基金への積立時期は、翌翌年度までに積立をするという幅が持たせてあります。このようなことから、繰越金は、必ずしも、9月補正予算で、全額対応する必要はありません。
この9月補正予算での基金への積立は、補正予算の規律が甘い本村においては、見直した方が良いと思います。前例、慣例にこだわるだけでなく、必要に応じて、柔軟に対応することが、重要であります。
知恵力が必要である!
さて、ここ20年の村政運営を見ていると、財政力だけで、運営をしており、知恵力が、出ていません。典型的な例は、津波一時避難所であります。これは、財政力で作ったものであると言っても過言ではありません。この避難所建設にあたり、知恵力をだして、建設したのか、非常に、疑問であります。
また、これからは、折角、建設したから、防災訓練等に有効活用することが必要であります。この避難所の活用(年に一度開催している防災訓練以外に、実践的に役に立つ地区防災訓練等を行うことを企画、計画すること)が、防災担当課の仕事であります。「防災」を村民に身近に感じてもらうことが、必要であり、重要です。
前例、慣例で行っていることを見直すこと、新たな発想、考えを持つことが、本村においては、なかなかできないみたいであります。本村の役場組織では、この傾向が非常に強い。これでは、村長が代わっても、新しい村づくりは、なかなか進まない。以前にも、指摘したが、このような風土を変えない限り、村づくりは、前に進みません。
また、村長は、自分が公約したことを行っただけで、満足していては、いけません。それ以外にも、村民の生活が豊かになる施策を策定し、スピード感をもって、推し進めることが必要であります。
村政運営に必要なもの!
そのためには、村長が、村政に対して、問題、課題意識を持っていても、それを職員と共有しないと、村づくりは、進みません。
村長は、その問題、課題を副村長、部長、課長に命令して、仕事をやらせることです。それが、本村のトップである村長の仕事であります。このことが、まだまだ、出来ていないと感じています。もっと、職員を信頼、信用し、どんどん仕事をさせることです。
また、役場組織の風通しを良くすることです。トップダウンだけでなく、ボトムアップも必要であります。
最後に、「政治は、結果責任である」と言われています。これは、村役場でも、言えることであります。問題意識を持っているだけでは、仕事をしたことには、なりません。問題意識を具体的な課題に置き換えて、仕事をしてください。それが、村長、役場の責任であります。
最後に、前例等で行っていることを、一度見直し、精査し、本腰を入れて、新しい村づくりをする時期に来ていると考えます。これが、私が提唱している仕事のやり方改革であり、行政改革でもあります。