飛島しあわせ物語

とにか新聞 令和5年11月1日号

第四十七号

今回のテーマ 介護保険特集 第2段

令和の村づくりが始まっている!

 令和5年度から本格的に令和の村づくりが始まっています。その村づくりの指標となるものが、第5次総合計画であります。この計画には、いろいろな事業、計画等が盛り込まれています。

総合計画を推し進めるには、何が必要か!

 第4次総合計画までは、総合計画を策定したものの、それに基づいて計画的に、村づくりが行われているとは、言い難いものであると思っています。
 折角、総合計画を策定したのに、何故、その計画に基づいて、村づくりが行われないか、これには、複数の理由があります。
 その一つには、今までは、総合計画の進捗状況に関して、責任をもって進捗管理する人がいないことが挙げられます。

 第5次総合計画での進捗管理総括責任者は、副村長である答弁を3月議会に頂いておりますので、過去の総合計画みたいなことは、ないと思っています。だが、総合計画を策定し、それを実行するだけでは、村民行政サービスを高めるためには、何か、欠けています。
 それは、役場内の部課の横断的な連携であります。一部、特定健診等については、連携ができていますが、全庁的に、この部課の横断的な取り組みは、なかなか難しいものがあるようであります。

 現代の行政サービスにおいて、この部課が横断的に取り組むことが、非常に大事であります。残念なことに、加藤村政においても、部課の横断的に取り組むことがうまく出来ていないと思っています。
 例えば、子ども子育て支援事業として、令和5年度に複数予算計上してありますが、私には、打ち上げ花火(単発事業)が、一発ずつあがっているように見えます。子ども子育て支援事業は、複数の部局(民生部、教育部局)が絡んでいます。

 ここで大事なのは、国と同様に、全庁横断的な飛島村子ども子育て支援大綱を制定し、関係部署による調整会議を行い、個々の事業を位置づけし、優先順位をつけて、事業を実施する概念を持つことが、非常に大事であり、重要であります。
 これが、今までの飛島村の村政に、欠けている致命的な欠陥であります。これが欠けているから、単発事業、一発の打ち上げ花火しかできないのです。この致命的な欠陥は、財政が豊かであるために、起きています。

財政力よりも計画力が重要である!

 ここで大事なのは、財政が豊かであるから、財政力で事業を行うのではなく、この事業が村民のしあわせつくりのために、必要だから、計画力で事業を行うことに、村長始め職員が理解して、シフトしていかないといつまでたっても、計画的な村づくりは、できません。

 なお、全庁横断的な全体事業計画は、総合計画とは、全く別物であります。この全体事業計画が必要な事業は、他に例を挙げれば、地域住民の足である公共交通事業がそれにあたります。
 この公共交通事業には、複数の課等(企画課、福祉課、保健環境課、敬老センター、教育課)が絡んできます。この事業の全体計画を策定しないと地域住民に対して、一貫した継続的で満足な行政サービスは、行えません。

 そこで、問題なのは、いろいろな部課等が絡んでくる事業を誰がリーダーになって、横の連携を図るかということです。これが、今まで、明確でないため、かつ、全体事業計画が策定されていないため、先ほど言ったように、よい事業でも単発の打ち上げ花火に見えるのです。
 今まで総合計画が、進まなかった理由は、前記しましたが、その計画の進捗管理する責任者がいないと同様に、全庁的に、かつ、横断的に取組が必要な事業の取りまとめをする責任者がいないから、単発事業(単発の打ち上げ花火)しかできないのです。

 この全庁的な部課の横断的に取り組むことに関しての取りまとめの責任者は、総合計画の進捗管理総括責任者でもある副村長であります。このことが、前村長時代は、全く機能していないため、また、財政が豊かであるため、その財政力でその都度、思い付きのようにみえる単発事業を行っていたのです。
 これでは、計画的な村づくりは、できません。財政が豊かである村づくりから、計画的な村づくりに意識を変え、実行することが必要であり、重要です。

 最後に、私は、村民に選ばれた村議会議員であり、村執行部等を積極的に監視し、意見を言っていますが、村民の皆さんも建設的で、見識ある意見等を持ってください。今の役場においては、村長始め職員は、村民からの意見等を聞く耳を持っていると信じているからです。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます