飛島しあわせ物語

とにか新聞 令和6年5月1日号

第四十九号

今回のテーマ 加藤村政2期目に期待すること!

現在の飛島村は、新創世紀である

 今年の3月に村長選挙があり、無投票で現職である加藤氏が再選されました。私は、加藤村政2期目にあたり、いろいろ要望したいと考えています。加藤村政1期目は、新型コロナ感染症でその対策に追われて、大変であったと思っています。
 それもピークを過ぎましたので、今度は、飛島村の未来に向けてのむらづくりを行っていただきたいと考えています。飛島村を過去、現在、未来と俯瞰すると、現在は、新たな飛島村を創造する始まりの時期(種まきの時期)であると私は、考えています。

 さて、名古屋港西部工業地帯が、本村に編入されて、50年を過ぎており、それが編入以降の村づくりは、一言で言えば、財政力で行っていました。ここ数年の一般会計予算編成は、基金を取り崩しています。もはや、財政豊かな飛島村ではないと気づきが必要であり、財政力の村づくりから計画力の村づくりに明確に方向転換することが必要です。また、村民のしあわせづくりの村づくりを行うことにも本格的に転換していくことが重要です。

 今後は、飛島村において、人口減少していく中での村役場の行政の在り方(仕事の仕方)をどういう風に考えていくかです。国は、人口減少を見据えて、各自治体においても、50年後、今の職員の半数で業務を行うことが必要であると国は、示しています。そのため、自治体において、DX(デジタル化)を推し進めるように仕向けてきています。
 このことを理解して、DXを推し進めていかないと、今は、良くても、将来的に対応できないことが起きてきます。その一つが、将来的に起こりえる人手不足であり、現在の本村においても、既に、一部の専門職において、起きています。また、今後、職員募集にも起きてくることにいち早く気付き、その対応をすることが、重要になってきます。

 さて、令和5年度からは、向う10年の第5次総合計画が始まっています。これも重要ですが、飛島村が将来的に存続し続けるために、先ほどから少し、触れていますが、未来創造的なむらづくりのビジョンが必要であると考えています。これは、総合計画とは、別物です。

人材を創ることから、始める!

 それには、まず、人材を創ることが、重要です。現在の飛島村において、私は、一番足らないのは、人材であると考えます。この人材は、職員のことです。わかりやすく言えば、職員は、大勢いるが、人材となる職員がいないということです。何故、人材となる職員がいないのか、今までに、飛島村が積極的に人材となる職員を育ててこなかったからです。
 一例をあげると、過去において、職員が企画した仕事を上司は、ろくに検討もせず、理由も言わず、却下したことが、役場には、あったと私は、記憶しています。ここで問題は、何故、上司がろくに検討もせず、理由も言わず、却下するのか、それは、役場職場風土に原因、問題があると考えています。その原因等になるのは、課長、部長、副村長の姿勢であり、最終的には村長の姿勢です。

 村長の姿勢が、職員の意見を聞く耳をもっているか、どうかであります。聞く耳をもっていれば、全ての職員にそれを示す必要があります。ボトムアップ(職員の発案、企画等)は、大いに行っていいということを示す必要があります。これがうまくいけば、役場の職場が、活性化します。これが、人材となる職員を創る素地になるのです。このことを継続して行っていけば、人材となる職員が生まれてきます。

 飛島村において、人材となる職員がいないのは、職員を育てていないからと先ほど言いましたが、本村すべての職員には、人材となる資格はあると思っています。ただし、それには、一般職であれ、管理職(課長、部長)であれ、自ら、積極的に「村づくりの勉強」を行うことが必要です。この「村づくりの勉強」は、前例主義、定型的な一般行政事務をこなしているだけでは、身につきません。
 また、村づくりに欠かせないのは、前記しましたが、職員のボトムアップです。職員を信頼し、職員が企画した仕事等を伸び伸び行わせる風土を創ることが、人材を創る第一歩であると考えています。それが、前村長時代の役場では、できていませんでした。

 最後に、私が職員時代、新たな生涯学習フェスティバルを企画した時には、抵抗勢力の妨害を受けましたが、実現させました。現在では、それが進化してふるさとフェスタになっています。このふるさとフェスタは、飛島村がある限り、なくなりません。このようなことを行えとは、言いませんが、職員は、気概をもって村づくりを行っていただきたいとエールを送り、結びとします。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます