
村民の皆さん、猛暑のなか、新型コロナ感染症にも対応しなければなりません。大変ですが、負けないよう、頑張りましょう。
さて、T.M.I.だより第6号、八木としかずの6月定例議会報告の始まりです。「ここが変だよ、村議会?」は、お休みです。
なお、一般質問は、
- 保育行政について
- 私的契約児童の保育について
- 有事の際に危機管理について
- 行政の継続性について
- 行財政改革について
の5項目を質問しました。このうち、
1. 保育行政について 2. 私的契約児童の保育
については、特に、鋭く質問しました。
私的契約児童の保育の一般質問の要旨は、下記の通りです。
平成27年4月1日に子ども・子育て支援法が施行されたことに伴い、保育行政が変わりました。本村においては、飛島保育園が、平成29年4月1日に認定こども園になり、保育行政全般の見直しが必要であります。それにもかかわらず、私的契約児童の保育は、見直しが行われていない。このことを中心に質問を行いました。これに関連したことを、同封のとにか新聞で特集していますので、是非、読んでください。その他4項目の詳細については、議会だより第170号(8月1日発行)をご覧ください。
反対討論の真意
6月定例議会において、私は、議案31号一般会計補正予算の反対討論を行いました。
これを行った真意は、前久野村長の村政運営は、恣意的に行われていました。今回、自動車自動運転実証実験事業の予算措置がされていないことが、同じことではないかと、疑問に持ったからであります。
恣意的とは、「自分勝手」、「場当たり」ということ。
加藤村長には、前久野村長みたいに、村政運営を恣意的に行って欲しくない。また、本村みたいな小さな行政組織は、村長に、人事権、予算権等の権力が集中するから、行政を私物化にするようになりがちである。このことを、加藤村長に伝えたかったのです。私は、加藤村長に期待しているからこそ、敢えて、反対討論を行ったということです。
もう一つは、本村の行政課題は、誰が担保するのか、村長か、飛島村か、疑問を持ったからであります。以下は、反対討論の全文です。
私は、村議会議員の役割を果たすために、一般質問等を積極的に行っています。今回、反対討論をします。
令和2年度一般会計補正予算では、自動車自動運転実証実験の予算が計上してありません。行政は、村長がたとえ変わったとしても、事業の継続が必要であります。
今回のように、村長が変わり、村長の意向、その他の理由により事業の継続が難しい場合は、村長は、議会に対して、丁寧な説明をする必要があります。
また、自動車自動運転実証実験の予算を計上しないのであれば、代替案を提示することも必要でありますが、それも、ありません。
自動車自動運転実証実験は、交通弱者の足を確保するという重要な事業であります。特に、高齢者の足の確保することは、本村の喫緊の行政課題であり、飛島村として、責任をもってこの課題に取り組むことが必要であります。
基本的に、行政課題は、総合計画等に基づき、村長ではなく、飛島村という行政組織が、行うものであります。行政課題は、村長の意向で実施したり、止めたりするものではありません。村長の公約等に基づいた施策とは、全く違うものであります。今回の一般会計補正予算では、この重要である事業の対応が、なおざりであります。
このようなことでは、行政サービスは、一向に向上しません。村長は、村民の生活が豊かにする責務があります。その責務が果たされていません。よって、令和2年度一般会計補正予算に関しては、反対の意思を表明して、反対討論を終わります。
今回、取り上げた自動車自動運転実証実験ばかりでなく、本村の行政課題は、基本的に、飛島村がその課題を把握し、飛島村が責任をもって実施していくことに、方向転換していかないと、行政サービスは向上しません。前村長が、本村の行政課題と真剣に向き合わず、恣意的に行っていたようになっては、いけません。
今回、取り上げた二つのテーマ「村政運営は、どうあるべきか」・「飛島村の行政課題は、誰が担保するのか」を村長始め役場幹部職員の皆さん、真剣に考えてください。そして、令和時代にふさわしい新たなむらづくりを始めてください。
私は、「愛しき村民をしあわせにする」という信条を掲げて、今までも、これからも、頑張っていく所存であります。
※T.M.I.は、TOSHIKAZU.MAKING.INFORMATION.の頭文字をとってつけた名称です。