
村民の皆さん、こんにちは。T.M.I.だより第11号です。新型コロナ感染症は、いつ収まるでしょうか、先が見えません。村民の皆さん、自己防衛して、ご自愛ください。
仕事のやり方改革が必要である
役場の仕事は、法令(法律、条例、規則等)に基づいて、行われています。代表的なものとして、固定資産税、軽自動車税等の村税は、村税条例があります。身近なところでは、子ども医療費支給条例があり、これが、満18歳までの子ども医療費の無料の根拠であります。このように、役場の仕事には、すべて根拠となる法令があります。
私は、9月定例議会で4問、一般質問をしましたが、共通して言えることは、今の仕事を見直すこと、私の言葉で言えば「仕事のやり方改革が必要である」ということを発言、発信しています。
南海トラフ巨大地震の対応は、できているか?
南海トラフ巨大地震が起きた場合の村の対応について、質問しました。質問内容は、南海トラフ巨大地震に特化した防災訓練が必要であると考えるが、このことについて、村の見解を尋ねました。
村は、例年実施している防災訓練は、東海地震、東南海・南海地震が連動したことを想定した避難訓練であるとの答弁です。
コメントとして、大災害が、起きた場合、村民が頼りになるのは、村であります。村の対応が、非常に大事になります。村は、村民の生命、財産を守ることに、全力を尽くす必要があります。
なお、一般質問の動画は、飛島村ホームページで見られます。
飛島村議会:一般質問のページ
「一般質問録画映像」をクリックすると「飛島村議会 録画配信」のページが開きます。このページから各「定例会」(クリックで次のリンクが表示されます)>「一般質問」と進んでください。
ここが変だよ、村議会!7
本村議会において、6月定例議会の一般質問の動画配信(録画)が、7月から始まりました。傍聴ができなくても、パソコン、スマートホン等で、見ることが出来ます。このことは、本村において、画期的なことであると思っています。これは、本村における議会改革の始まりであると私は、考えています。これからは、議会が村民の皆さんにとって、身近に感じられるようになると確信します。たくさんの村民の方が、議会に関心を持っていただけると幸いであります。今回のことは、各議員の理解があって、できたものであります。特に、議会事務局の働きは、評価に値します。
さて、これからは、「開かれた議会になるためには!」のテーマで連載していきます。
議会は、村民に選ばれた議員から構成されていますので、村民に情報が見えるようにする責務があると私は、考えています。
それが、今の議会運営では、村民には「議案審議」の情報がほとんど見えません。現在、全員協議会で行われている議員の勉強会と称した打ち合わせ(議案審議)は、非公開であり、傍聴もできませんから、閉ざされた空間で、村執行部と議会の打ち合わせが行われていることになります。村民からは、どういう打ち合わせ(議案審議)をしているのか、議会と執行部とのやり取りは、全くわかりません。
なお、付託をしない常任委員会では、全員協議会ですべての議案の打ち合わせを行うから、必要最低限のことを質疑する委員会であります。本来であれば、議案審議は、委員会付託をして、そこで、行うのが、一般的であります。この付託した委員会は、公開であり、傍聴もできます。ここで、村民の皆さんに議案審議が見えることになります。長年行ってきた本村の議会運営は、情報公開、説明責任が、盛んに言われている現代にマッチしていません。
また、議員には、村政全般について、質問できる一般質問がありますが、これは、議案審議ではありません。一般質問は、村政全般について、問いただすことが出来るだけであります。議会最終日の質疑は、常任委員会に付託をしないから、その代わりに行います。この質疑では、疑問点等を問いただすことしかできませんので、提出された議案の核心に迫ることは、できません。
さて、今の本村議会運営は、本会議中心主義(議案審議等を本会議で行う)であります。これも、一つの議会運営であり、本村では、このよう議会運営で、昔から今に至るまで行っています。
この本会議中心主義は、明治憲法下の帝国議会で採用していましたが、現行の日本国憲法が施行されて以降の国会、都道府県、市町村議会は、委員会中心主義を採用しているところが多いです。
私は、村民に対して議案審議が見える議会運営が必要であると考えています。それには、今の議会に何が、足らないか、どうすべきか、今後紙面にて、問題提起をしていきます。
※T.M.I.は、TOSHIKAZU.MAKING.INFORMATION.の頭文字をとってつけた名称です。