
村民の皆さん、こんにちは。T.M.I.だより第13号です。新型コロナ感染症は、まだまだ収まりそうもありません。村民の皆さん、特に、高齢者の皆さんは、油断せず、自己防衛して、ご自愛ください。
3月定例議会において、私は、令和4年度一般会計予算に対して、「反対討論」をしました。
その反対討論の論点は、村民が、不公平感を抱く行政は、行うべきでないというものであります。このようなことを許すと、村政運営が、恣意的になる可能性があると懸念するからであります。
一般会計等の予算は、公金であり、その原資は、税金であります。村長始め職員は、このことを忘れてはいけないと言っておきます。
※恣意的(しいてき)とは、気ままな、自分勝手なさまを意味する表現。
「反対討論」
私は、村議会議員の役割を果たすために、一般質問等を積極的に行っています。今回、反対討論をします。それは、令和4年度一般会計予算において、不公平な事業、制度設計を見直す必要がある事業があるからです。
令和4年度一般会計予算では、大学新1年生等リモート通信授業支援給付金が計上してあります。この支援給付金は、特定の村民(大学生等)のみが対象であります。同じ学年で、大学等に進学しない村民は、対象外であります。
この制度は、コロナ禍対策の一環であっても、やり過ぎ、バラマキ行政であり、不公平行政であります。
また、今回の満75歳以上の福祉タクシー助成事業は、一定の評価は、しますが、従来の福祉タクシー助成事業では、満65歳以上の高齢者がいる大家族の混成世帯において、満64歳以下の村民がいると、その世帯の満65歳以上の高齢者は、その助成事業の対象になりませんでした。今回の施策においても、依然として、満65歳から74歳までの混成世帯の高齢者は、対象になりません。
本村は、交通の便が悪い特殊環境にあります。この特殊環境において、高齢者ひとり一人に対して、思いやりがあり、やさしい福祉タクシー事業は、何であるのか、もっと考える必要があります。今回の施策で終わりでなく、満65歳以上の全ての高齢者の足の確保することが必要であります。
加藤村長になり、精力的に村政運営を行っていることは、評価しますが、大学新1年生等リモート通信授業支援給付金は、不公平である。
また、今回、拡大した満75歳以上の福祉タクシー助成事業は、高齢者の立場に立って、対象年齢を引き下げる等、もっと工夫が必要である。よって、令和4年度一般会計予算に関しては、反対の意思を表明して、反対討論を終わります。
以上が、3月18日本会議にて、発言した反対討論の原文です。
ここが変だよ、村議会!9
さて、今回は、「全員協議会」を取り上げます。
まず、全員協議会は、議長が招集し、村政の重要な問題等に対して、議員全員が集まって協議するところです。この協議会は、本来、主役ではなく、脇役であります。本村議会において、この協議会が、脇役であるのに、主役まがいなことを行っているのが、現状です。
この主役まがいなこととは、具体的に言うと、全員協議会での議案審議と言う名の打ち合わせのことであります。
現在、ここで行っている議案審議は、法的な効力がないため、正式な議案審議にならず、採決を行うことができません。単なる村執行部と議会が打ち合わせを行っていることになります。
そして、この打ち合わせ会は、議事録は作成するものの、非公開であり、傍聴もできません。ある意味、密室で、打ち合わせを行っていることになります。このような全員協議会では、村民に対して、情報発信は不可能です。
現代の議会において、情報発信は、必要不可欠であります。この情報発信をどのように考えるのか、全員協議会で議員間討議を行う必要があります。このようなことを行うのが、本来の全員協議会の姿であり、議案審議をする場所ではありません。
最後に、全員協議会とは、何であるのか、何を行う場所であるのか、各議員が、考えることが必要であると思っています。
※T.M.I.は、TOSHIKAZU.MAKING.INFORMATION.の頭文字をとってつけた名称です。