
6月定例議会の一般質問は、「村長の施政方針等を問う」「義務教育学校を問う」「教育部長職の仕事は、誰が行うのか他」「村の委員会等の委員に議員を委嘱する法的根拠を問う」についての4問であります。詳細については、議会だよりを見てください。今回は「ここが変だよ、村政?」のサブタイトルをつけて、私の見解を述べます。
漫然と前例主義が蔓延している!
さて、加藤村長の1期目が終わって分かったことは、村長が代わっても、役場の仕事のやり方は、前例主義で行っていることが、わかりました。
この前例主義の欠点は、仕事のやり方に不適切であることがあっても、おかしいとも思わず、職員は、漫然と過去のやり方を踏襲して仕事をしていることです。要するに、職員は、前の書類をみて、仕事の意図、意味を考えずに、流れ作業で行っているということです。
そして、先ほども触れましたが、前例主義で行っているから、不適切なこともあっても、気が付かない。この不適切なことに、担当者、課長、部長、副村長、村長の誰も気づかない。ただし、前例主義は、よい面もありますので、全面的に否定するものでありません。
不適切であると指摘しても、変えない理由は!
私が、この仕事は、不適切であるから見直しが必要であると指摘しても、なかなか、見直しを行わない。それは、何故か、職員が前例主義で行っていれば、間違いない、かつ、正しいと思い込んでいるからです。この思い込みが、非常に厄介です。
この思い込みを解く、特効薬はありませんが、不適切であれば、勇気をもって、修正することが必要です。この勇気をもって行う職員を村が、人材になり得ると評価することが、必要、大事であります。このことを行えば、職場が活性化すると考えます。
村の委員会等の委員に議員を委嘱していることは、適切か?
さて、私が考える不適切な仕事の一例は、今回、一般質問した村の委員会等の委員に議員を委嘱していることです。また、この一部は、前村長が、自らの責任を回避するための巧妙に仕掛けたトラップ(罠)であると私は、思っています。
村の委員会等の委員に議員を委嘱していることの何が、不適切であるかを説明しますと、村政(村づくり)は、選挙で選ばれ村民の付託を受けた村長及び役場職員が行います。議会(議員)は、執行機関ではなく、明らかに別の組織である監視機関です。監視機関である議会(議員)が、執行機関である村に取り込まれ、村長と議員が仲良しでは、誰が、執行機関を監視するのか。本来の議会の監視機能が疎かになり、かつ、村長の独断専行があった場合、誰が指摘し、止めるのか。
さて、前村長時代は、村の付属機関である委員会等の委員に議員を委嘱していることが、前村長時代の20年間、当たり前になっています。このような不適切なことが20年も続くと、前例主義で行えばよいと考えている職員は、不適切なことが、適切であると勘違いをして、仕事をします。この勘違いが、恐ろしいのです。この勘違いは、ほとんどの職員が勘違いをしていると私は、思っていますが、一部では、そうでない職員もいます。
さて、これからの飛島村に必要なことを下記に示しました。これは、あくまで、私個人の意見であります。しかし、新しい飛島村を創るには、最低限これだけは、行っていただきたいと言っておきます。
「全ての事業について、漫然と前例主義で行っていないか、確認をする」
「職員に、法令遵守を徹底させ、法令の解釈を学ばせる」
「財政力による村づくりではなく、計画力で村づくりを行う」
そして、村長職についている者は、村長だから何でもできる訳ではないということを理解する必要があります。ある意味、村長は、独断専行になりがちです。これが、全ていけないというわけではありませんが、これを防ぐために、監視機関である議会がしっかり仕事をしないといけません。私は、前村長時代において、この議会の監視機能が、十分働いていなかったと思っています。
前村長時代の不適切な行為は、現村長が、適切な行為に改める責務がある!
最後に、加藤村長になっても、前村長時代の不適切な村政運営が今でも続いていると考えています。「前村長時代の不適切な行為は、現加藤村長が、適切な行為に改める責務がある」と申し上げて、結びとします。
※T.M.I.は、TOSHIKAZU.MAKING.INFORMATION.の頭文字をとってつけた名称です。