飛島しあわせ物語
T.M.Iだより 令和7年2月1日 第24号

今回のテーマ 前例主義を見直そう、など

 12月定例議会の私の一般質問は、「1. 介護保険事業を問う」「2. 海外派遣事業を問う」「3. 前例主義の功罪を問う」「4. 村づくり、村政運営を問う」の4問です。これらの質問、答弁については、村民の皆さま、議会だよりをご覧ください(3.は紙面都合のため、省略)。

 なお、今回、私の12月定例議会の一般質問のテーマは、「前例主義」です。この前例主義に関する私の考えを下記に記載してあります。

私が考える前例主義とは!

 さて、「前例主義」で仕事をしていることは、よくないというようなことを役場職員が聞くと、「前例主義」で仕事をしていることについて、どこがいけませんかと反発が予想されると私は、考えています。

 そこで、まず、私が、考えている前例主義とは、どういう風に考えているのか、お話しします。役場の大半の仕事は、前例に基づき、行っていると私は、承知しています。
 そして、この仕事のやり方で、基本的に今までも、これからも変わらず、行われると思っています。
 また、前例主義の方が、事務効率も上がり、仕事が進んでいくと思っています。そして、私は、「前例主義」で仕事を行っていること自体は、否定するものではありません。

 しかし、私が、村のいろいろな事業をチェックしていくと、一部であるが、不適切な仕事のやり方が、見える、わかるのです。

どうしてそれが見える、わかるのか!

 さて、どうしてそれが、見えるのか、わかるのか、それは、役場在職時に、速く、楽に、正確に仕事をするには、どうしたらいいか、常日頃から、真剣に考えて仕事をしていた長い経験(40年勤務)があるから、自然と不適切な仕事を見分けるノウハウが身に付き、それが、見える、わかるのです。

 また、海外派遣事業は、前例に基づき行っていた仕事のやり方を改善しましたが、私には、まだ前例にとらわれているようにみえます。更なる改善が、必要であると思います。

 さて、私が、言いたいことは、前例に基づいて仕事を行うことは、良いが、仕事を行う過程において、考えて仕事をして欲しいということです。これが、大事、重要なことです。
 これを全職員が、日ごろから心がけ、続けていけば、不適切な前例の仕事は、段々無くなっていくと考えています。

前例に固辞するな、妄信するな!

 さて、何が言いたいかというと、前例で仕事を行うのはいいが、前例に固辞するな、前例を妄信するな、頭を柔軟にして、考えて、仕事に対応してくださいと言いたいのです。

 私は、前例主義について、特別に、難しいことを言っているつもりは、ありません。なお、職員の皆さん、考えることには、お金は、かかりません。ただし、時間は、かかります。

これからの海外派遣事業は!

 さて、海外派遣事業においては、海外派遣は、手段であり、人材育成、人づくりが目的であることを認識することが、大事です。

 また、最近の海外派遣事業(中学生)は、本来の目的から、逸脱しているようにみえます。それは、私には、その事業が、海外旅行にみえ、その事業報告会は、発表会であるとみえるからです。これが、いけない訳ではありませんが、海外派遣事業は、プライベートの旅行ではありません。公金(税金)を使った人材育成、人づくりの事業です。この事業の趣旨を飛島村、教育委員会は、再認識する必要があります。

 また、海外派遣事業は、中学二年生を海外に派遣するだけでなく、その後において、その生徒たちが、いかに、村づくりに関わってくるか、そのようなプログラムを策定することが、必要であると考えます。

 今一度言えば、30年以上継続している海外派遣事業は、それなりに成果は出ていると考えていますが、一過性で終わらせるには、もったいない事業です。

 最後に、海外派遣事業は、どうあるべきか、教育委員会で真剣に考える時期にきていると申し上げて、結びとします。

※T.M.I.は、TOSHIKAZU.MAKING.INFORMATION.の頭文字をとってつけた名称です。

飛島から日本を変える会代表 八木敏一

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村民のみなさんを幸せにをスローガンに 飛島から日本を変える会 代表 八木敏一のプロフィール 1953年 飛島村生まれ 飛島村立小中学校を卒業 愛知県立松陰高等学校を卒業 1971年 飛島村役場に就職 2011年 同役場を退職 プロフィールを閉じます